ごあいさつ

 

理事長 谷口博則

全国大学生協連の調査によると、読書時間がゼロの大学生が初めて5割を超えました。メディアから得る情報に対して、じっくりと向き合うことができにくくなり、短い文章でインパクトのある情報しか頭に入ってこなくなっているように思えます。印刷メディアの表現も、感性に訴え、直感的な伝え方に配慮した方法が優先されます

これを考えると、子どもの頃に知識と巡り合う最初のきっかけが教科書だとすれば、紙の教科書で文字を読む習慣がいかに大切で、これを全てデジタルに変えてしまうという議論がいかに危険なことかがわかります。

国の中小企業施策は、「事業承継」、「生産性革命」、「人づくり革命」がキーワードとなっています。全印工連もこれらの課題に対して様々な事業をすすめています。今年度、業界のブランド戦略として、「Happy Industry 人々の暮らしを彩り幸せを創る印刷産業」をスローガンにあげて、業界の向かうべき方向性を探っていくこととしています。また、「働き方改革」に焦点を当てたプロジェクトチームも立ち上げる予定です。

島根県工組は、新しい事業として、ポリテクセンター島根の「生産性向上支援訓練」を活用して、生産現場のレベルアップのための勉強会を開催します。松江商工会議所の支援により、改正された労働法や人材確保のヒントを学ぶ「労働問題セミナー」、県の若年者雇用対策事業「業界見学バスツアー」などを実施していく予定です。継続事業の「官公需問題対策」では、地元発注の徹底や県とのコミュニケーション維持のための懇談会の開催を計画しています。

島根県統計書によると、平成10年の印刷出版業者数は107業者、就労人員1960人、売上高は287億円となっています。それから20年、業者数では昭和23年、就労人数では昭和29年のレベルになっています。組織の新陳代謝を行いながら業界としてのイメージアップを図っていかなければなりません。個社の努力が全体の引き上げにつながります。引き続き皆様のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。


 

 

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